自身でトレーニングを行っていて必ずといっていいほど思うのが「本当にトレーニング効果があるのか?」「身体に反映されているのか?」という不安ではないでしょうか。
結論からいうと、トレーニングの効果というのは確実に身体に蓄積されます。運動もせずにダラダラとした生活を続けていくと身体がダレてくるのと同様、トレーニングした効果というのは必ず身体に効果として現れているのです。
トレーニング中に不安を感じる理由
しかし、ダイエットや身体を鍛える目的でトレーニングを始めた人は必ずといっていいほど、途中で不安を感じてしまいます。何故不安を感じてしまうのでしょうか?答えは簡単で「効果がすぐに目に見えないから」なのです。
ダイエットでも勉強でもスポーツでも音楽でもそうですが、必ずやっている途中で「すぐに効果が目に見えない時期」というのが存在します。筋力トレーニングを例してみると、個人差はあれどトレーニングを開始して早くても1〜2週間後にようやく少しずつトレーニングの効果が見えてくるでしょう。
しかし、当たり前ですがトレーニングを行う時点ではまだ効果は目に見える形では現れていません。この期間を「停滞期」といい、不安をあおる要素や「意味がないのではないか?」という疑念が頭をもたげてくる時期なのです。この「停滞期」と「反映スピード」の関係を理解していればそんな不安など持たずに済むのですが、一般的にどんな人でも陥ってしまいます。
この時に「今のトレーニングを続けていて果たして意味があるのか?」「効果が出ているのか?」というような不安が生まれてしまいます。
トレーニングに効果が無いと考えてしまう原因はこの2つです。特に成果が現れるまでの期間我慢が必要と言うことは非常に大きなポイントですのでよく覚えておきましょう。
不安と戦いながら効果を出るまで継続するには?
こういった停滞期を乗り越えて、トレーニングを継続するにはどうすればいいのでしょうか?
「トレーニングの効果は確実に身体に反映される」という原則を忘れない
それは繰り返しになりますが、「トレーニングの効果は確実に身体に反映される!」ということを意識し続けることです。ですが、間違った方法で行っていたり、やり方は正しくても我慢できずに途中でトレーニングを止めてしまっては成果が現れません。
実際に周りでトレーニングの成果を挙げている人を見てみてください。必ずしもプロアスリートと言うわけではなく、太った人もいれば、痩せ細って筋肉を付けたいという人もいますし、趣味でトレーニングを行っている人もいれば健康促進のためにトレーニングを行っている人もいます。
「小さな結果」を見逃さない
大切なのは大きな結果ではなく、日々の「小さな結果」「小さな成長」です。例えば、腹筋一つとっても「先週まで5回しかできなかったのに今週は6回以上できるようになった」とか、「毎日一回ずつでも筋トレをした」という程度で構いません。
筋トレをそれまでやったことのない人であればたとえ1回でも「筋トレをやった」事自体がまず前進ですし、小さな回数でも「継続した」こと自体が進歩でもあります。小さな進歩を見逃さずに少しずつ自分を褒めて継続することを心がけてみましょう。
「始めやすい環境」を整えておく
例えば自宅でトレーニングを行う際に筋トレを行うスペースもないと、「まずは片付けからやるか・・・」となってしまい、なかなかトレーニングを始めるまで至りません。トレーニングを行うにしてもその環境は非常に大切になります。
ランニングをするならウェアやシューズを揃え常に出しやすい場所に置いておく、自宅筋トレなら筋トレスペースを開けて清潔にしておく、など「思い立ったらすぐにできる環境づくり」は非常に重要になってきます。
また自宅でなくても、「自宅近くのトレーニングジムと契約する」「パーソナルトレーナーをつけて決まった時間にトレーニングを行う」というのも手段の一つとして有効です。
一度効果を感じると、次の目標まで続けやすくなる
トレーニングで一度効果を感じると、その後に設定した次の目標までが非常に早く感じると言うことも覚えておきましょう。トレーニングは最初の壁が非常に高いので、それを乗り越えると次の壁はあまり高く感じないということでしょう。
トレーニング方法に不安があったり、一人で一定期間我慢するのが難しければパーソナルトレーニングで指導を受けるという方法もおすすめです。いずれにしても慌てずゆっくり前進して行くと良いでしょう。
どんな人でも、やりながら不安を感じることはあります。いろいろな人が居ますが小さな成果を大切にしながらトレーニングを行ってきましょう。もし機会があれば周りにいるトレーニングの成功者にも聞いてみてください。きっと最初は不安を感じていたはずです。
トレーニングを効果的に反映させるには?
実際に身体へのトレーニング効果を考えると、正しいトレーニング方法でトレーニングを行う、ということが挙げられます。
どんなトレーニングにもいくつかアプローチの方法がありますがいずれも効果的で正しいやり方が存在しており、間違ったやり方でやってもあまり効果が上がらない、という場合が多々あります。
例えば、ダイエットのために筋力トレーニングを行いながら食事制限をした場合、筋力トレーニングを正しくやっているだけでは成果が半減する場合もあります。
本来食事内容をしっかりと管理しながら筋肉になるような栄養を摂らないといけないのですが、ダイエットを重視する余り、食事の量を減らすぎてしまう人が多くいます。
もちろん効果がないわけではありませんが、筋肉量を増やすことで代謝を促しダイエット効果を促進するという狙いからは反れてしまいますし、リバウンドの危険性や単純に身体に負担のかかる方法となってしまう場合が少なくないのです。
「食事=太る」「痩せる=食べない」という図式だけに当てはめてしまうと、より長期的な効果を得ることが出来なくなってしまうでしょう。
今回の例で言えばしっかりと筋力トレーニングを行った上で、低カロリー、高たんぱくの食事を摂っていくと脂肪が増えないようにしつつ筋肉が増えて行きます。更に筋肉量が増えたことにより代謝も上がりますので、より効果的なダイエットが期待出来るようになるわけです。
但し、これはあくまでも理論上の話です。実際に成果がカラダに反映していると気付くのはやはりある程度期間を要します。頭では理解していてもこの期間を「我慢出来ない」と効果が無いと考え始めトレーニングを止めてしまうでしょう。
実はこの流れこそがトレーニングで成果を挙げる為の最大の壁と言えるのです。
効果を実感するまで「慌てないこと」「環境」「継続」が必要!
繰り返しになりますが、トレーニングの効果は確実に身体に反映されます!ですが、間違った方法で行っていたり、やり方は正しくても我慢できずに途中でトレーニングを止めてしまっては成果が現れません。
「慌てないこと」「継続しやすい環境を整えること」「実際にトレーニングを継続すること」が大切だと心得、一歩ずつ前進して行くと良いでしょう。