現在23歳の私が高校生の頃に軽い気持ちで始めたダイエット。最初は普通に出来ていたのか段々と過激なダイエットに陥り、ついに摂食障害に。
知識のないダイエットや若い子が陥りがちな誤ったダイエットについてお伝えしたいことを、私の経験を元にご紹介します。
最初は軽い気持ちで始めたダイエット
私は高校生の頃に、ファッションはもちろん体型的な見た目を気にするようになり、軽い気持ちでダイエットをはじめました。最初は食事制限からはじめ、健康的に痩せられるようウォーキングや簡単な筋トレなど運動も適度に行って、普通のダイエットをしていました。
高校を卒業後、大学に入学するとサークルの付き合いなどで飲み会や、遅い時間にごはんを食べたりして食生活が乱れていました。太りたくないと思いつつも、友達とは一緒にごはんを食べたいから、家に一人でいるときは食事を抜いて食べなかったりしました。しかしそれも毎回ではなく、ときには栄養バランスの取れた食事を作ったりもしていました。
こんな感じで、食べすぎても太らないように食事制限を行うダイエットをずっとしていたのです。
簡単に体重が落ちることが癖になったが・・・
その時は、食事を抜いた時に「食生活を見直すと、こんなにも減るんだ」と思うくらい、3キロくらいすとんと落ちました。体重が簡単に落ちることで安心し、そういった生活を続けていたのです。でも女性はどうしても生理前になると体重が落ちにくくなったり、むくんで体が重たく感じることがありますよね。
最初はあまり気にしないようにしていたのですが、段々とそれすら許せなくなりました。
ご飯を食べる度に「また太る」と罪悪感を抱くように
いつの間にか、ご飯を食べることが罪悪感をもたらして、罪の意識でいっぱいになりました。
「また太る」
その考えが頭から離れなくなりました。
それで、徐々に過激な食事制限を行うようになっていきました。食事をそのまま抜いたり、ほとんど何も食べない日を過ごしたり。でも、ご飯を食べないように、食べたとしてもちょっとだけ、そんな生活をしていても、いつかたくさん食べたくなるんです。
食べたら吐く、を繰り返すように
たまに来る暴食のタイミングで沢山食べてしまうことがあるようになりました。一度食べると止められなくなるんです。
そしてたくさん食べて、体重が増えて、また罪悪感があって、自分に自信がなくなるんです。その罪悪感から逃れたくて、私は「食べたら吐く」ということを覚えてしまいました。
それからは毎日、四六時中食べ物のことばかりを考えていました。
何をしていても頭から食べ物のことが離れません。
街を歩いていて、とても細い子がいると、とってもうらやましくなります。
悔しくて、自分に自信がなくなります。
ついに摂食障害に
食べて吐いて、半年で15キロは減りました。
周りの人にも、親にも心配されました。
とても痩せていたのですが、私は痩せている気なんて全くしなかったんです。
まだまだ太っていると思い込み続けていました。
気づくと摂食障害にかかっていました。それからというもの、疲れやすく食欲もわかず、でも自分は太っていると感じ頭痛はするなど大変でした。
摂食障害を乗り越えたきっかけ
実はその当時遠距離(といっても2時間程度で来れる距離)で付き合っている彼氏がいましたが、彼には摂食障害のことは黙っていたんです。いつも連絡するときも元気に振る舞っていました。
そんなある日、立っているのも辛いくらいフラフラして、駅のトイレに駆け込みました。どうしても辛くて動かったので、その時たまたま連絡してくれた彼に状況を話したところ、遠距離に住んでいた彼氏がわざわざ迎えに来てくれました。
私は、彼に食べたものを吐いていることは言っていませんでした。
でも彼は私の話を聞いてくれて、優しく声をかけてくれました。
恋人の優しさに救われ、摂食障害を乗り越えられた
最終的に私は摂食障害のことを打ち明けました。彼は病院に行くのも付き合ってくれて、徐々にですが接触障害を乗り越えていきました。だんだんと食べられるものが増え、罪悪感も薄まり、彼と一緒なら外食もできるようになりました。
今は彼と一緒に住むことになって、完全に摂食障害は無くなりました。
通っていた病院の先生にも、早い回復だね、がんばったね、と言われました。
そのくらい、支えてくれる人の存在は大きいものです。
まとめ:軽い気持ちで始めても、摂食障害になる危険はある
軽い気持ちでダイエットを始める人は多く居ます。
ストイックな人ほど、ダイエットに夢中になりすぎます。
そして、いつでも摂食障害になり得る可能性はあります。
体も、心も、ボロボロになります。
そんな風にならないように、そして危険性はいつでもそばにあることを忘れないで、ダイエットをしてください。
そしてできれば、自分のことを大切に思ってくれる人、例えば恋人、両親、兄弟、先生、そんな人達の声に耳を傾けてみてください。